シティグループシティグループは、約16,000店を140カ国で展開する世界最大の金融サービスネットワークを有する、ニューヨークを本拠地とした米メジャー金融サービス会社です。当初、コンピューテックは、国内にある関連会社の拠点のサポートを行なっておりましたが、韓国、タイ、台湾、日本へのサービスを提供するようになりました。
クライアントは、主要業務用のシステムやアプリケーションを利用するため米国本社にあるシステムへのアクセスが必要でした。米国にあるメインシステムに日本特有のデータを取り込むために日本と米国双方でのカスタマイズと、米国のシステムのデータを日本の省庁、顧客、社内での分析用にカスタマイズする必要がありました。
クライアントからのご依頼は日本での業務に必要なレポートなどを、米国のシステムから抽出するとともに、日本特有のデータをシティグループのメインシステムへ自動で読み込み・プロセスするシステムの設計、調整、作成を行なうソリューションの提供でした。
また、国内の拠点のE-メール、サーバー、ファイルシステムやその他IT設備のアップグレードのご依頼も頂きました。
コンピューテックのプログラミングチームは、クライアントのプログラミングチームやビジネスアプリケーションコンサルタントと共に日本で必要となるデータを抽出するために、読み込みが必要なデータと米国のシステムから得られる結果の分析をしました。プロジェクトが小規模であったため、マイクロソフト社のデータベースを採用し作業を行なうことにしました。
ソフトウェアの開発と導入は、大成功に終わり納品も数ヶ月で終えることができました。このソフトウェア開発と共に、国内のIT設備のアップグレードも行ないました。日本のオペレーションが急速に成長し他のアジア諸国のオフィス立上げの計画が進んだため、コアビジネスアプリケーションを韓国、タイ、台湾向けに多言語化し、各国特有の要件をサポートできるようにするご依頼を受けました。国内のシステムへの要件が増え、米国のシステムを含む調整が非常に高額になるため、全アジア向けに独立したシステムの構築をご依頼頂きました。
コンピューテックのシニアプログラマーは、クライアントのビジネスのアルゴリズムとニーズを深く理解していたため、新たに導入することとなったアジア向けのソフトウェアプラットホームの開発と導入のため韓国、タイ、台湾の各オフィスへ派遣され、各国のビジネスアナリストチームや米国のソフトウェア・テクノロジーチームと連携して作業を行ないました。新たなアジア向けプラットホームは、米国のシステムとアルゴリズム、機能、冗長性を保持しつつ、各国特有の要件を満たす必要性があったため、分析、試作、試験はとても大変な作業となりました。アルゴリズムが正確に動作し、プログラムが期待通りに動作することを保障するために複数のデータポイントで全てのケースシナリオを試験する必要がありました。
結果、アジア向けのプラットホームソリューションの構築、試験から展開までを計画通りの予算と納期で終えることができました。また、弊社は日本、韓国、タイ、台湾のオフィスの計画、設計、導入からサポートまでのご依頼を頂きそれらを無事に終えることができました。
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